きらいになれないときは

日記とフィクション

少し

 

絶対誰にも届きませんようにって、涙が出そうになる気持ちを抱え込んだ膝のうちで思う

それなのに、感じている寂しさを埋めたい弱さが体を動かす

どこに行けるんだろうか、どこに行きたいんだろうか 何もわからない

朝起きたくない 昼座っていたくない 早く帰りたい でもどこかで誰かと笑っていたい

そんな明るい希望ばかりを抱いていることがおこがましい

でも、絶対誰にも届いて欲しくないこの気持ちを少しだけの人にわかって欲しい 少しだけの人がわたしのことを大切にして欲しい 悲しいね

おこがましいもん

少しの人を大切にして 少しの人の苦しい気持ちを少しだけ理解して そうやって人を愛せたら

少し変わるだろうか 少し