きらいになれないときは

日記とフィクション

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

誰にもあげない

// 靴下が何度も足首のあたりまで落ちてしまっていた。何度直しても落ちてくる。 春の陽の眩しさは特殊で、普通が全て取り払われてわたしを特別にしていたけれど その魔法が剥がされてしまう気がして、ずっと気がかりだった。 電車に乗る。いつもの電車だ。 …