きらいになれないときは

日記とフィクション

終末

 

自分を認める愛する それが怖くなってどんどん人を怖いと思うようになった 軽い愛とすぐ冷める温度の空気で何度も願った未来も蜃気楼ですぐ消えた 傷つけることで自分を守って自分が可愛くて泣いていた いつか終わると信じていたけど終わらせられるのもまた自分でそう思うとまた遠くに意識を運び そうしてまたいつもの「他人事」となる きっとそうしてこれからも引き延ばせたんだろう はっきりとしてくる意識に私は気が触れそうになるし叫んで泣いて喚いて、もういいよと言われたらピタリと止めてグゥグゥ眠れた それこそが私を守る術 そして弱さ 今対峙する  壮大な日々は映画になるが私は 私は自分の瞳に映る世界を自分のものなのだと、受け容れる これが映画にならなくても受け容れる 大きな力 私の意識を剥がす 享楽的な非日常は自己愛 そしてその自己愛は崩れた自尊心で弱った心を守るため 根本を見る 逸らさない まっすぐ前を見る 

受け容れる